ミルエコminiの使い方をまとめました。
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VPPとは
Vertual Power Plantの略称で、大規模な発電所だけでなく、家庭や工場などに付けられている小規模な発電設備もまとめて統合・管理して一つの仮想発電所として機能させるシステムです。
①電力リソース
発電設備、蓄電池、EV車やネガワットで浮いた電力なども含む電力リソース
②リソースアグリゲーター
需要家とVPPサービス契約を直接締結してリソース制御を行う事業者
③アグリゲーションコーディネーター
リソースアグリゲーターが制御した電力量を束ね、一般送配電事業者や小売電気事業者と直接電力取引を行う事業者
④受給者
電気を受給している人(登録などは不要)
VPPが実現するとどうなるの?
震災を契機に導入が進んだ太陽光や風力などの制御ができなかった自然エネルギーの供給量を、電気自動車や蓄電池を代表とした需要家の電力リソースを有効活用して制御可能にできます。
また、需要家は電力リソースを持つことで売電できるようになり、その分収入を得られる可能性があります。
MEDIOTECのVPP
MEDIOTECのVPP
2022年現在、他社のVPPは工場などのもう少し規模の大きい発電設備を使ってのVPP実現を目指しているところがほとんどです。
弊社はHEMSを使って発電設備や蓄電池などを制御する実験を先行して行っており、家庭の電力リソースを活かす知見を蓄積しております。
稼げるVPP
MEDIOTECのVPPは家庭の電力リソースを活かすことに並行して、家庭で発電した電力をその家庭が売買できるようなVPPシステム、つまりユーザーが稼げるVPPの実現を目指しています。
これは従来の売電と同じようで少々異なった性格を持つ電気取引の方法になります。蓄電池を持たなくても蓄電池を持つ人に電気を売ることができたり、他者の発電した電気を安価なタイミングで蓄電池に貯めておき、高くなったタイミングで売るなどの取引が可能になるためです。
そしてそれを手動ではなく、弊社のHEMSサービスを用いて自動で最適なタイミングでの売買が可能になります。
VPP実現までの歩み
2022年現在、他社のVPPは工場などのもう少し規模の大きい発電設備を使ってのVPP実現を目指しているところがほとんどです。
弊社はHEMSを使って発電設備や蓄電池などを制御する実験を先行して行っており、家庭の電力リソースを活かす知見を蓄積しております。
- 米国でのDRアグリゲートビジネスを参考にVPP実証へ
- 米国でのDRアグリゲートビジネスを参考に、需要家側エネルギー設備を集約し、統合的に遠隔制御するスマートコミュニティ実証の長年の経験を踏まえ、産業競争力懇談会提言のリソースアグリゲータのアイデアを展開することによって、現在の本格的なVPP実証につなげた。
- 容量市場や調整力公募
- VPP実現のための人的、物的リソースを確保するために2017年から電力リソースや調整力となる各アグリゲーターとなる事業者の公募を開始。
- 需給調整市場等の検討
- 容量市場や調整力公募のその先を受けたが進められている。
現状では、供給力としての分散型電源やDRの位置付けが明確ではなく、VPPビジネスとしてサービス対価を受けるために必要な各種市場制度が整っていない。
VPPビジネスが成り立っているとはいえないが、将来整備される各種市場を想定した実証事業は既に進められており、技術や経済性についての検証を行っている。
- 需給調整市場等の検討
- 容量市場や調整力公募のその先を受けたが進められている。
現状では、供給力としての分散型電源やDRの位置付けが明確ではなく、VPPビジネスとしてサービス対価を受けるために必要な各種市場制度が整っていない。
VPPビジネスが成り立っているとはいえないが、将来整備される各種市場を想定した実証事業は既に進められており、技術や経済性についての検証を行っている。
- VPPのビジネス化
- 提供サービスコストの革新とVPPの能力を反映できる市場制度面の整備、指令への反応スピード向上や確実性の向上が主要課題である。
また、VPPがビジネスとして成立するには、需要家自身へのサービス提供に加えて、分散型電源保有者や蓄電池保有者のアセットや利益を最大化するように、卸電力市場のみならず、容量市場やアンシラリー(需給調整)市場等に参加し、エネルギーリソースの種類や特性に応じてサービスを提供することである。